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痛みの診える柔整師

愛知県若田接骨院 編

若田接骨院

名古屋駅から電車に揺られること30分。最寄駅の名鉄名古屋本線有松駅から約1km進むと、住宅街の中にひときわ目立つおしゃれな外観の「若田接骨院」が見えてくる。
今回は数多くのスポーツ選手、外傷患者を診てきた院長の近藤先生に超音波診断装置をお使いのご様子を伺いに取材に訪れた。

院長インタビュー
Q).
超音波診断装置の使用には人手と時間がかかり、患者さんを待たせるのではないかという声があるのですがいかがでしょうか?
A).
ほとんど時間はかかりません。直ぐに観察は終わります。勿論、超音波診断装置を使用する前に、問診、視診、触診で、こういう症状だろうという検討を付けて観察して行きます。超音波診断装置を使い慣れてしまうと、3診が疎かになりやすいので、時々、「いかんいかん」と修正している位です。それ位頼ってしまっていて、一度、前の機種の調子が悪くなって、1日使えなかったことがあるのですが、そうしたら「患者さんにしっかりとした説明が…」という感じになりましたね。
例えば、超音波を使うようになってから、足首を捻挫した人が来院された時に、実際3診だけで分かるものではないということを、多くの症例について超音波画像による観察していて確信しました。超音波診断装置を導入する前には、患者さんに質問されて「治るには何日かかる」とか説明していたのが、かなりいい加減なことだったと反省しています。絶対に超音波で観察をしてみないとよく分からないと思います。確かに、骨折部を触って、圧痛で診るという方法もあるのですが、それは治癒過程において圧痛が消えた時に、骨折が治癒したというサインになるという意味では有用ですが、圧痛の原因が骨折であるかないかを、触っただけで確実に判断できるかというと、それはないと思います。それだけで判断されている先生は、損傷度について誤った判断をする可能性があるのではないかと思います。
Q).
操作が難しくて、たくさんの勉強が必要とされそうというお話も聞くのですが?
院長インタビュー
A).
実際にエコーで観察するところというのは大概決まっていて、それをルーティーン化していますから、実はそんなに何パターンも観察する部位はないと思います。日本超音波骨軟組織学会の教育セミナー初級編でやっているような内容で、十分対応できると思います。
Q).
超音波で診るような患者さんが来ないと言われる先生もいらっしゃいますが?
A).
実際にそういう所もあるとお聞きすることがあります。中には包帯すら置いていない接骨院もあると聞きます。
Q).
装置が高価で、導入費用が割に合わないのではないか?
A).
外傷患者が来ている接骨院であれば、さらに外傷は増えますし、もし外傷が来ていなくても、超音波装置を入れたことによって、外傷が来てくれるようになると思います。私も経営者なので、これ位の機械を買えば、月に5、6万円は売上的にプラスにならないといけないと思いますが、装置を入れたことで外傷の患者さんは実際に増えているので、それ位の費用対効果はあると思います。
Q).
超音波診断装置に関しましては院長以外のスタッフさんもご使用になられているのですか?
A).
うちには日本超音波骨軟組織学会認定の運動器系超音波技師資格を持っている者が、私を含めて4人います。柔道整復師は全員で9名おりますが、格付けをしていて、最新の装置を使って良いのはエコーを使って患者さんにしっかりと説明が出来る先生で、経験の浅い先生は古い装置を使って仕事が終わってから勉強をさせています。古い機械で勉強させる意味は、早く新しい機械が使えるようになりたいと思って一生懸命勉強するからです。
はじめは、価格の安い機械で練習したほうが、超音波画像を少しでも見やすくするために、プローブの当て方も色々と工夫もしますので、超音波が正しく使えるようになるための勉強になると思いますし、超音波解剖学を勉強するモチベーションにもなると思います。
院長インタビュー

Q).
外傷で来られる患者さんには、どれ位の頻度で超音波診断装置を使っていらっしゃるのですか?
A).
うちにはスタッフが多いこともあって、毎日多くの患者さんが来られていますが、その内半分以上の人は治療部位が手足なので多くの人を観察しております。勿論、毎回観察するわけではありませんが、初診の時には必ず超音波観察をしております。



Q).
最後に、これから超音波診断装置の導入を検討される方に贈る言葉やアドバイス等をお願い致します。
A).
超音波診断装置は、これからの柔整にはなくてはならない物になっていくと思います。どれだけ早く導入して、早く使い慣れる事が大切だと思います。いずれは、多くの接骨院が導入する必要に迫られることになると思いますので、それであれば早く入れて早く勉強された方が良いと思います。導入が遅れると、おそらく取り残されることになってしまうと思います。私は柔整学校の教員もやっていて、三診(問診、視診、触診)の大事さも教えております。骨折や脱臼が疑われる時には医科に対診して評価をもらいなさいと教えておりますが、その医科に対診すべきかどうかの判断というのが、三診だけでは何年、何十年経験をされている先生でも正直言って難しいと思います。まだ長く接骨院・整骨院を続ける予定であれば、パソコンに使い慣れるよりも、超音波を使う方が簡単だと思います。そんなに難しいものではありません。日本超音波骨軟組織学会に出席して、教育セミナーの入門編や初級編等を受講すれば十分ついていけると思います。是非にも超音波診断装置の導入を考えてみたらいかがでしょうか。
超音波画像による症例の解説
■使用機器 : 超音波診断装置:MyLabFive(日立メディコ社製)
*画像をクリックすると拡大表示されます。
治療院のご紹介

若田接骨院

○住  所:
愛知県名古屋市緑区若田3丁目1001番地
○電  話:
052-624-2263
○診療時間:
午前8:30~12:00
午後3:30~8:00
  ※金曜日のみ夜間診療あり【午後8:30~9:30予約制(当日可・定員有)】
  ※土曜日のみ 午前8:30~午後1:30まで
○休  診:
日曜日・祝日
○アクセス:
名鉄名古屋本線有松駅下車、車で約5分
○ホームページ:
http://www5d.biglobe.ne.jp/~wakata/
スタッフ写真
院長プロフィール

近藤 英隆(こんどう ひでたか)

院長写真
〈略歴〉

・米田柔整専門学院 卒業
・東京福祉大学 社会福祉学部 福祉心理専攻 卒業
・名古屋大学大学院機能構築医学専攻
  機能形態学機能組織学分野 (解剖学第二) 研究生



〈講師履歴〉

・東海医療科学専門学校  専任講師 現職
・名古屋リゾート&スポーツ専門学校  元非常勤講師
・YMCA専門学校   元非常勤講師

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